【3】「今日も何もできなかった」と、海外生活中の自分を責めていませんか?

※今回の記事は【2】留学経験なし・理系大学院卒・社会人歴一年が直面した、海外生活の現実のつづきです。

 

ドイツに来てからどんなことに悩んでいたのか

ドイツに来るまでに何を経験し、何を学んだのか

今、どのように海外生活を前向きに過ごせるようになったのか

そしてこれからは海外生活に悩んでいる方へそれらをどんな形で還元していくのか

ついて、何回かに分けて書かせていただいています。

 

これまでの記事はこちら。

【1】アンナのキッチンが生まれるまで。

【2】留学経験なし・理系大学院卒・社会人歴一年が直面した、海外生活の現実

 

 

 

駐在生活が始まって一ヶ月がしたころ。

 

夫は出張でヨーロッパ中を飛び回り家にいないことが多く、

一方私は毎日朝ごはんを作り、ドイツ語学校へ行き、

掃除、買い出し、料理、洗濯、ドイツ語の勉強、ネットサーフィン・・・の繰り返し。

 

歯医者に行きたくても行き方が分からない。

購入した家具が届くから、と一人で自宅待機。

インターネットの回線が止まっても対応してもらうための電話がかけられない。

ランチをしたりお酒を飲みに行ったりできる友達がいない。

お金を稼いでいないからという理由で買い物が楽しめない。

時間はあるのにやる気がでない。

 

 

楽しいことが沢山待っていると思っていた憧れの海外生活。

 

現実は自分一人ではできないことだらけで

ただただ無力な孤独で自分を責めて

ドイツ語を勉強しながらも「これって何のために?」が拭えなくて。

 

確実にキャリアを積んでいく夫にすら劣等感を感じることもありました。

 

そんな日々をなんだかんだと1年くらい続けていたんです。

 

旅行に行けば楽しい、でもどこか心にぽっかり穴が開いていて

急に泣きたくなったり夫に当たったり

今思えばメンタルはいつも不安定でした。

 

海外生活が始まってちょうど1年が経ったとき

プライベートで一時帰国することになり、日本で家族に会いました。

 

そのとき父から一言、

「アンナは今なにをそんなに我慢してるの?

今まではもっと色んなことに挑戦してきたんじゃないのかな。」

と言われました。

 

 

自然に涙が溢れました。

 

知らないうちに「(駐在)妻」という実態のない枠に収まって、正解の形を演じようとしていた。

 

海外生活にワクワクして自分で来ると決めたのに

「何もかも捨てて来てるのに!」と夫を責めて、

 

海外でできないことだらけで

無力な自分を責めて、

他人と比べて、

「本当の自分」を忘れてしまっていたのだと気づいた瞬間でした。

 

 

この父の一言で、思い出したことがありました。

 

暗闇の海外生活のなかで私が日々挑戦し、

自分の世界を表現し続けてきたことがありました。

 

これをしているときはいつも楽しくてクリエイティブで

孤独な気持ちを忘れて目の前のことに集中することができました。

 

明日は何を作ろう、

と考えて未来に目を向けられたこと。

今日も頑張ったね、

と自分を褒めてあげられたこと。

 

 

私の海外生活に対するネガティブなマインドを

前向きなマインドにシフトしてくれたのは、

 

「料理をする」ということ。

そしてその料理たちとともに綴ってきた、「毎日の食卓」でした。

 

 

料理は面倒な家事の一つと思われることも多いかと思います。

 

私の母は料理が特別好きではなくお肉をはじめ好き嫌いの多い人で(笑)

 

私にとって料理は小さい頃から慣れ親しんだ存在ではありませんでした。

 

しかし、海外生活に来てすぐの頃の自己否定の気持ちを

そんな料理が救ってくれることになったのです。

 

 

つづく。

 

 

最後までお読みいただいてありがとございます!

 

 

駐在生活の不安を解消して 前向きに生きる『食卓から始めるマインドシフト』

ドイツ在住 料理研究家・海外生活アドバイザー アンナ